おんな城主直虎 15話のあらすじネタバレと感想

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NHK大河ドラマおんな城主直虎15話のあらすじネタバレと感想です。

あらすじのネタバレは放送開始前に、感想は放送開始後に追記します。

⇒おんな城主直虎14話のネタバレと感想はこちら

⇒ネタバレと感想記事の一覧はこちら

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おんな城主直虎 15話のあらすじネタバレ

「今川から、このような通知を頂きました」

政次が冷淡に書状を差し出しながら言った。

政次「後見の件、瀬戸・祝田の徳政令の件、何度も命令に背く理由を、直虎様が直接説明しに駿府へ来るようにとのことです」

来た!ついに来た・・・心臓の奥がずきんと痛み、血の気が引いていくのを直虎は感じた。

政次「行けばどうなるかは十分お分かりのはずです。駿府へ行かずに済む方法はただひとつ・・・」

そんなことは、分かっている。

その唯一の方法は、政次を、虎松の後見とするのを認めることだ。

しかし直虎は、揺らぐことなく腹をくくった。

直虎「では、説明に伺うしかないな」

その場にいた六左衛門と方久が固唾をのんで見守る中、政次は驚く様子もなく返した。

政次「分かりました。では、一緒に参りますので、出発の日など決まりましたらご連絡ください」

そう言うと政次はそそくさと退席した。

大きくため息をつく直虎に、六左衛門が困り果てた表情で言った。

六左衛門「体調が悪いことにして、引き延ばしてはいかがでしょうか」

直虎「体の弱いものに後見は任せられないといって、政次を貢献に据える理由を与えるようなものだ」

六左衛門「では、身代わりをよこしてはどうでしょう?」

直虎「顔が知られているから無理だ」

初戦は女性のたわごと・・・などと見逃してもらえるはずはない。

なにせ今川の影の大将は、寿桂尼なのだから。

女性だからと言って馬鹿にすることもない代わりに、手加減することもないだろう。

どう考えても、もはや逃げ場はない。

決死の覚悟

直虎「行くなら行くで、せめて守りだけでも固めておきたい」

今はご立腹のまま、屋敷にこもっているが、武人として誰より腕が立つのは、直之である。

直虎「六左衛門、そなたから直之殿に頼んでみてはくれぬか」

六左衛門「は、はい!」

しばらくすると、先ほどあたふたと出ていったばかりの六左衛門が直之を連れて戻った。

直之は直虎の顔を見るなり言った。

直之「すぐに後見人の座を明け渡し、今川様の言うとおりにしなさい」

直虎「……嫌じゃ」

直之「直親様のご最期をお忘れになったか!あのようなことがまた起こればどうするのだ!」

直虎「そうはならないように、いろいろと考えておる」

いろいろ・・・と言ったものの、防御を固めるくらいしかなく、更にはそれも直之頼みである。

しかし直之は、直虎にすごい剣幕で食って掛かった。

直之「お供の者たちの命を粗末にするおつもりか!殿が駿府へ行く・・・お供が何人もついていく・・・その先には何がある?犬死にしかなかろうが!これ以上、井伊から人を失って、どうするおつもりか。後見を譲ると言え!」

あまりの口のききように、直虎は一喝した。

直虎「誰に向かって口をきいているか!」

天を仰ぐ六左衛門と、黙り込む直之。

しばらくして、直之が頷きつぶやいた。

直之「勝手にされればよい。女性の浅はかさにはついていけない」

直虎「負けることしか考えない、女の腐ったような男なんて、こっちからお断りだ!」

怒りをあらわに立ち去る直之を、六左衛門は慌てて追うように出ていった。

直虎はひとり考え込んだ。

直之ほど腕の立つ武士は他にはいない。

直之の言ったように、多くの供を、危険を知りながら連れていくのも気が引けた。

熟考の末、直虎は、傑山、昊天ら、龍潭寺の腕利きの僧たちを供につけることにした。

いざ今川の待つ駿府へ

出発前夜、直虎はふと思い立ち、寺の井戸へと足早に向かった。

そして、井戸端にある大きな橘の木に向かって話しはじめた。

直虎「直親・・・」

橘が付ける白い花は、井伊の家紋にある花だが、直親に見立てて、声をかけたのは初めてだった。

直虎「不思議なものだな。明日、われも駿府に行くことになった」

随分と寂しいのか、それとも、直親と同じ目に遭うことに怖気づいてしまったのか。

直虎「いざというときは、這ってでも逃げ帰ってくるつもりだが。できれば、道中、守っていてほしい」

まるで直虎の言葉に返事するかのように、風に乗って香ってきた橘の花の香りに、心なしか安息を覚えた直虎は井戸端と後にした。

その日は、初夏の眩い光が、井伊谷の空に広がる晴天であった。

皆には知らせず、こっそりと旅立つことに決めたため、見送りに来ていたのは、六左衛門と祐椿尼の二人だけであった。

直虎「では、六左衛門。留守を頼んだぞ」

六左衛門「それがしは、己が情けないです。中野殿を説得することもできず、殿をこのような状態で駿府へ向かわせるなんて・・・」

直虎「今川も、女性の首を斬るほど、落ちぶれてはないだろう」

努めて明るく振る舞い、直虎は母に顔を向けた。

直虎「では、母上・・・」

祐椿尼「直虎。危険を感じたら変な意地など張らずに、迷うことなくすぐ逃げ帰ってくるのですよ。約束ですよ」

直虎「・・・はい。行ってまいります!」

この旅路には、どこで何が起こるかわからない。

どこかで何かが起こってもおかしくないということだ。

ひきつった笑顔のまま直虎は、前を向き、力強い一歩を踏み出した。

あの寿桂尼が待つ、駿府へと・・・


以上、NHK大河ドラマおんな城主直虎15話のあらすじネタバレでした。

以下は実際に放送を見ての感想です。

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おんな城主直虎 15話の感想

今回は駿府へ申し開きに向かうことに。

直親のように途中で襲われることになりましたが、直之という強い味方が駆け付けてくれました。

今まで頑なに直虎を認めなかった直之とも打ち解けることができてよかったですね。

直虎として百姓、家臣、寿桂尼にも認めてもらい、ようやく当主としての一歩を踏み出しました。

駿府へ申し開きに向かう直虎たち

徳政令を願い出た百姓たちを説得し同意を得ました。

しかし、これが今川の逆鱗に触れたようですね。

なんとか直虎を助けようとする政次ですが、こうなってはどうすることもできません。

そして寿桂尼自身も女性なのですから、女だから許されるという甘い考えも通じません。

方久は、三年荒野という考えを提案します。

荒れ果てた土地を耕すのは並大抵の苦労ではないということなのでしょう。

荒れ地を耕し実らせたら三年は年貢を納めなくて済むなんて、百姓にとっては良い話です。

ただ直虎はそれどころではなさそうです。

政次は申し開きの件を伝えますが、直親の事を考えると行かせるわけにはいきません。

自分を後見にしてもらうため、今度はしのに一筆書かせることにしました。

彼も直虎を救うのに必死ということなのでしょうか。

和尚の助言も軽く聞こえますが、いざとなった時は政次に後見を譲ってしまうのが助かる唯一の道かもしれません。

相変わらず直之は反発してへそを曲げてしまいます。

直虎のお供は僧たちですが、彼らはなかなか頼りになりそうですね。

直親も自分と同じ死に方をしてほしくないと、直虎の事を見守っているはず。

直虎を助けに来た直之

直虎たちは駿府へ。

忠告を聞かなかった直虎の後ろ姿を、不満そうにみつめる直之です。

和尚は直之を連れて百姓たちに字を教えに行きますが、直虎がどれだけ百姓たちに思われているかを知らせたかったのでしょう。

女子を守れないのは男じゃないという百姓たちの言葉に何かを感じたようです。

百姓たちは直虎を助けに行こうとしますが、和尚はここに居たままでも助ける方法があると教えます。

この日は、直虎も無事に過ごせたようで・・・と思いきや直虎の部屋から悲鳴が聞こえ、夜襲かと駆けつける僧たち。

ヘビだったことに安堵する僧たちですが、部屋にあんなのがいるって結構大変なことですよね。

政次が後見を譲るよう説得しますが、やはり襲撃にあってしまいます。

いきなり斧が飛んでくるなんて物騒ですね。

そこへ現れたのが、なんと直之でした。

彼の剣術の腕はかなりのもののようで、敵をバッサバサと斬っていきます。

直虎は政次を呼んで後見を譲ることに。

助けに来た直之も悲しそうな顔をしました。

政次を見送った後、直之を呼んで二人で話をします。

直之の事を「之の字」と呼び、なんだか一気に仲良くなった感じですね。

彼に何か頼みごとをしますが・・・。

直之に成りすまし駿府へ

政次が寿桂尼に報告していると、直之が後から書状を手に駿府へ。

しかしやって来たのは直之ではなく、直之の着物を着た直虎でした。

下知に従うため政次を隠れ蓑にして駿府へと辿り着いたのだと言います。

寺領は守護不入と仮名目録に書いてあり、それに従った事を伝えました。

しかし後から付け足してくるとは。

寿桂尼の言葉は自分を後見人と認めたと受け取った直虎の発言に、不穏な空気が漂います。

その空気を何とかするため口を挟む政次。

ここで、しのに書かせた書状を使うのです。

虎松の生母が望まない後見となれば苦しい立場になりました。

直虎の窮地を救ったのは、なんと百姓たちの署名。

懸命に字を覚えた百姓たちが直虎のピンチを救う事になりました。

百姓たちが直虎の後見を望み、和尚の書いた手紙で寿桂尼の心を動かすことに。

『かつて義元公は己の力量をもって、国を治むとのたまわれり』

直虎に国の治め方を問います。

国は民が潤わなければ潤わない。

民が潤えば井伊が潤い、最終的に今川も潤う。

国を治める考え方は今川義元と同じであったことを知り、直虎を後見として認めることにしたようです。

寿桂尼の気持ちさえも変え、井伊家の当主としてまた一つ前進です。

井戸の前で、直盛や直親と酒を飲む和尚の顔は晴れやかでした。

一人不満な様子の氏真ですが、彼は何か行動を起こすのでしょうか。

今回は直之にも当主として認められ、ようやく第一歩を踏み出しました。

直虎の今後が更に気になりますね。

⇒おんな城主直虎16話のネタバレと感想へ

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3 Responses to “おんな城主直虎 15話のあらすじネタバレと感想”

  1. もえ より:

    このサイトのおかげで、大河ドラマ楽しめるようになりました(*^o^*)

    今回の大河は、歴史に疎い私はよく知らない井伊家のお話。冒頭から比較的、登場人物も多く関係も複雑で、テレビを見ているだけでは何が起こっているのかよく分からず、視聴にそろそろ挫折しかけたところでした。

    ここを発見して、詳しい書き下しを興味深く拝読して、ようやく理解でき、テレビの流れに追いついて戻れました。

    これからも、更新楽しみにしています♪♪

  2. Ya より:

    なんであらすじまだなんですか?もう16話終わりましたよ。

    • 大河マスク より:

      すみません諸事情により更新できませんでした。
      17話以降は順次アップしていきます。

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